【タキイ種苗】 ヘアリーベッチ「ナモイ」で土壌改良と雑草抑制 - 飼料・肥料販売店 富士

【タキイ種苗】 ヘアリーベッチ「ナモイ」で土壌改良と雑草抑制

雑草の管理に悩んでいませんか?ヘアリーベッチの種子を使って、手間を減らしながら土壌改良もできる方法をご紹介します。

ヘアリーベッチとは?

ヘアリーベッチはマメ科ヒラマメ属の一年草で、春には美しい紫色の花を咲かせ、蜜源として利用されています。つる性植物で地表を覆う特性があり、果樹園の下草としてよく利用されます。また、土壌改良や雑草抑制に効果的な緑肥作物です。

  • 表土の流出を抑え、除草の手間を減らす
  • 窒素固定と深根性で土壌を改良する
  • アレロパシー効果で雑草の発生を抑制する
  • 日陰でも生育し、排水が良ければ土壌をほとんど選ばない
  • pH4.9~8.2で生育が可能

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   緑肥の効果と、その選び方について

各都道府県での取り組み

各都道府県でも様々な取り組みが行われており、果樹園や転換畑での雑草抑制、土壌改良、作物の健全な栽培、景観に役立っています。

  • 北海道:冷涼な気候に適したヘアリーベッチが畑の土を肥沃にし、作物の生育を助けます。
  • 青森県:果樹園での転換栽培により、土壌の健康を保ちながら新鮮な果物の生産が期待されています。
  • 東京都:都市部の狭いスペースでも栽培可能。小さな庭園やベランダで人気です。
  • 京都府:伝統的な庭園での雑草抑制に利用されています。
  • 沖縄県:緑のカーテンとして人気があり、暑さを和らげ、涼しい空間を作ります。

栽培の注意点

  • 湿害に弱いので、排水不良の土壌では暗渠や明渠を施工するなどして排水性を確保する。
  • 土壌が酸性(pH 5.5 以下)だと生育が悪くなり、越冬が難しくなる。
  • 耕作地などに広がると農業に悪影響を与える雑草としての性質も持ち合わせている。

植え付け方法

1.種子をまく時期

  • 中間・暖地
     3月~4月中旬、9月中旬~11月上旬(開花:5月~)
  • 冷涼地
     4月~5月上旬、9月~10月中旬(開花:6月~)

2.種子量と肥料目安

  • 種子量:3~5㎏/10a
  • 覆土:3~5cm
  • リン酸とカリ:各4~5kg/10a
  • チッソは不要
  • pHを6~7に調整するために石灰を施すのがおすすめ

3.すき込み方法 チョッパーやハンマーモア、フレールモアなどの農機具を使用し、作物の細断と同時にすき込むことができます。

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まとめ

ヘアリーベッチ「ナモイ」は、緑肥・景観用作物です。優れた土壌改良効果があり、雑草を抑制する力も抜群です。環境にやさしい農業を目指す方に、ぜひおすすめします。

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