
未来の海を守る取り組み—子供たちのキジハタ稚魚の放流体験
先日、山口県下関市の吉見保育園の園児たちが、下関フィッシングパークでキジハタの稚魚を放流する取り組みが行われました。
「大きくなってね~」 そんな声とともに、体長7センチほどのキジハタの稚魚約1000匹が、手作りの放流台を通って海へと放たれました。
キジハタは1キロあたり5000円前後で取引される高級魚。
県内では30センチ未満の個体の漁獲が禁止されており、成魚になるまで約4年かかるそうです。
園児のひとりは「ちっちゃかった。とげとげしてるところが痛かった。大きくなったら釣りたい!」と目を輝かせていました。
この放流は、県栽培漁業公社と市の栽培漁業センターが協力して育てた稚魚を使ったもので、地域の子どもたちが海や魚に親しむ貴重な機会となりました。
店長のひとこと
キジハタの放流を通じて子どもたちが魚に触れ合う機会を持てることは、本当に素晴らしいことだと思います。 キジハタのような高級魚も、最初は小さな命。時間をかけて育てることで、地域の海が豊かになり、未来の漁業や食文化につながっていく——そんな希望を感じました。
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キジハタってどんな魚? 飼育のポイントや放流の意義については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
今回の放流体験は、まさにその「放流の重要性」を地域の子どもたちが体感した瞬間。小さな手で命を送り出す姿に、未来への希望を感じました。
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