キジハタの育て方と餌のポイントを解説|子どもたちの稚魚放流から見える資源管理の大切さ
山口県の子どもたちのキジハタ稚魚を放流体験
山口県下関市の吉見保育園の園児たちが、下関フィッシングパークで キジハタの稚魚約1000匹を放流する体験を行いました。
「大きくなってね」 「とげとげしてて小さかった。大きくなったら釣りたい」
そんな声に包まれながら、体長7cmほどの稚魚が、手作りの放流台を通って海へと旅立っていきました。
この取り組みは、県栽培漁業公社と市の栽培漁業センターが協力して育てた稚魚を使用し、地域の子どもたちが海や魚に親しむ貴重な学びの場となっています。
キジハタとは?特徴と価値
- 赤褐色の体に橙色の斑点、背中の黒い大きな斑点が特徴
- 成長すると 全長40cm前後
- 身、塩焼き、煮付けなど万能に美味しい高級魚
- 市場価格は 1kgあたり約5000円前後
- 成魚になるまで 約4年
- 山口県では 30cm未満の漁獲は禁止
成長に時間がかかるため、資源管理がとても重要な魚です。
キジハタの育て方(養殖の基本)
キジハタの飼育には、100トン以上の大型水槽を使用し、以下の環境管理が必要です。
- 主食:稚魚期はカニ・エビなどの甲殻類
- 水温管理:15〜25℃を維持
- 環境ストレス対策:夜間の刺激を避ける
- 水質管理:変化に弱いため丁寧な管理が必須
キジハタの餌(配合飼料)について
- 高タンパク質の ドライペレット(配合飼料) が一般的
- 成長に合わせてペレットサイズを変更
- 魚体重の 3〜5%を1日1〜2回給餌
- ドライペレットへの反応が良く、沈降性飼料なら単独給餌で餌付きやすい
- 天然餌を使う場合は、エビ・イカのミンチを混ぜた モイストペレットが有効
関連記事と関連情報のご案内
キジハタってどんな魚? 飼育のポイントや放流の意義については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
関連情報
- 山口県栽培漁業公社ウェブサイトでは、キジハタの飼育の様子が確認できます。
店長のひとこと
今回の放流体験を通じて、子どもたちが海のいのちに触れ、魚を大切に思う気持ちを育んでくれたことが何より嬉しく感じました。
キジハタのような高級魚も、最初は小さな稚魚。 時間をかけて育てることで、地域の海が豊かになり、未来の漁業や食文化へとつながっていきます。


