
キャベツ高騰!山口県農家の挑戦と緑肥導入のすすめ
野菜高騰、キャベツは平年の2倍!原因と今後の見通しについて
生活必需品の物価高騰が続く中、野菜も例外ではありません。特にキャベツは平年の2倍の高値となっています。
この記事では、「キャベツの価格高騰」「緑肥導入」について紹介します。
高騰の背景
- 生育不良: 日照不足と肥料不足により、キャベツが大きくならず、収量が減少。
- 物流問題: 2024年問題の影響で、物流コストが上昇。
山口県産キャベツの状況
多くのキャベツが割れやサイズ不良で出荷不可。今後も6月中旬までは高値が続く見込み。
消費者への影響
キャベツの価格高騰により、家計への負担が増加。キャベツを使った料理の献立変更の可能性がありそうです。
緑肥の導入のすすめ
土壌の改良や雑草の抑制、病害虫の抑制など、さまざまな効果が期待できます。
緑肥作物を使うメリット
・土壌の肥沃度を高め、栄養素を豊富にし、後続作物の成長を促進
・根の発育を促進し、土壌の通気性や水の浸透性を向上
・雑草の成長を抑える効果があり、除草の手間が減る
・特定の病害虫の発生を抑える効果で化学薬品を使わずに害虫を管理できる
・多様な生物を引き寄せ、生態系のバランスを保つ
・土壌中の微生物を活性化させ、土壌の有機物を分解する
・土壌の水分蒸発を抑制するため、乾燥地域などでの水管理にも効果がある
キャベツの栽培に緑肥を導入
- 緑肥の選択: ソルガムやエンバクなどの緑肥作物を選ぶ。
- 緑肥の播種: 播種のタイミングは作物や地域によりますが、一般的には主作物の収穫後に行います。
- 緑肥のすき込み: 緑肥作物が十分に成長したら、土壌にすき込みます。緑肥作物から栄養素で次の作物の肥料となります。
- キャベツの栽培: 緑肥をすき込んだ後、キャベツを栽培します。緑肥効果により化学肥料の使用量を減らすことが可能です。
以上の手順により、キャベツの栽培に緑肥を導入することができます。ただし、緑肥作物は、利用目的と品種特性、作型などをよく理解したうえで導入します。詳細は地元のJAや農業改良普及センターなどにご相談ください。
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まとめ
天候不順と物流問題の影響で、野菜価格が高騰しています。特にキャベツは平年の2倍の高値となり、消費者の負担が重くなっています。今後、6月中旬以降は徐々に価格は下がる見込みですが、物流問題の影響もあり、山口県の野菜市場の今後の状況は不透明だということです。※上記の情報は、あくまでも参考情報であり、確実なものではありません。
■インタグラム
飼料肥料販売店 富士